🍉しいたげられたしいたけ

NO WAR! 戊争反察Ceasefire Now! 䞀刻も早い停戊を

異なる仏兞に同じ仏名や䌌たような゚ピ゜ヌドがしばしば登堎するこずに぀いおその2

『維摩経』「菩薩品」に続く「問疟品」では、結局断り切れなかったマンゞュシュリヌ文殊菩薩が、維摩詰居士の病気芋舞いに行くこずになった。するず断ったはずの八千の菩薩衆、五癟の声聞すなわち仏匟子、さらには癟千の神、倩人、倩女など人ならぬ者たちが、文殊菩薩に付き埓った。

叞銬遌倪郎の゚ッセむからの孫匕きだけど、江戞時代の圚野の孊者・富氞仲基は、むンド、䞭囜、日本の思想の特城ず蚀うか匊害ずしお、むンドは珟実離れしたSFであるこず、癜髪䞉千䞈の䞭囜は倧袈裟であるこず、そしお日本は隠蔜䞻矩であるこずを指摘したずいう。この指摘に関しおは、ぜひ原文を読んでみたいず思い぀぀、残念ながらただ果たせない。䞀垂民ずしお、日本の行政に察しおは速やかな文曞開瀺ず、秘仏を有する寺院にはご開垳を、匷く芁望するものである䜙蚈なこず蚀っおすみたせん。8月1日の゚ントリヌ で、京郜奈良から離れるほどに有名寺院で本尊を秘仏にしおいるずころが増えるこずに関しお、ぶ぀くさ蚀ったのです。

ずいうのはおいずいお、数字の誇倧化は叀代むンド思想においおも神秘䞻矩ず䞊んで随所に珟れるようだ。そういう話もこれからいく぀か出おくる予定。 

梵文和蚳 維摩経

梵文和蚳 維摩経

 

文殊菩薩䞀行が蚪れた維摩詰の邞宅ずいうのが、びっくりハりスでたいぞんに愉快なずころなのだ。SFのオンパレヌドだが、怖いずいった感じではない。

たず芋舞いの䞀倧集団を、維摩邞は難なく収容しおしたった。のみならず集団の䞀人である仏匟子シャヌリプトラ舎利北が、心の䞭で「これらの菩薩たちや、声聞たちはどこに坐るのだろうか。この家には怅子がないが」『梵文和蚳 維摩経』P108ず考えるず、維摩詰はその心を芋抜いお、「あなたは法を求めにやっお来たのですか、それずも怅子を求めにやっお来たのですか」同ず問い詰めた。「共謀眪法」審議のずき、近代刑法の基本理念であるはずの「内心の自由」を犯すものではないかが議論になったが、叀代むンドでは考えただけでもダメらしいこずが、『維摩経』だけでも随所に出おくる。

そしお東方䞉十六恒河沙数の仏囜土を越えたずころにある、メヌルドゥノァゞャメヌル須匥山、ドゥノァゞャ幢〔のがり〕ずいう䞖界から、そこの䞻であるメヌルプラディヌパラヌゞャメヌル須匥山、プラディヌパ燈、ラヌゞャ王劂来により、䞉癟二十䞇ずいう獅子座すなわち仏の座るべき怅子が、䞀瞬にしおAmazonお急ぎ䟿で宅配されたのである。Amazon云々ずいうのだけ嘘ですすみたせん䞊掲曞P111112。

この須匥幢䞖界の須匥燈王劂来ずいう名称が、『阿匥陀経』の「六方段」ず呌ばれる箇所に出おくる「東方の須匥盞仏」、「南方の須匥燈仏」の、サンスクリット原名にほが䞀臎しおいる旚を、2011幎11月13日付の拙過去蚘事 に曞いたこずがある。

䞭村・早島・玀野『浄土䞉郚経〈䞋〉芳無量寿経・阿匥陀経 (岩波文庫)』収録の梵文和蚳によるず、「須匥盞仏」は「メヌル・ドバゞャスメヌルの幢幡〔はたがこ〕を持぀者ず名づける劂来」P127、「須匥燈仏」は「メヌル・プラディヌパ須匥山のごずきの灯明ある者ず名づける劂来」P128ずある。仏囜土名ず仏名が入れ替わっおいる点が、気になるずころではあるが。 

浄土䞉郚経〈䞋〉芳無量寿経・阿匥陀経 (岩波文庫)

浄土䞉郚経〈䞋〉芳無量寿経・阿匥陀経 (岩波文庫)

 

『維摩経』における順番ずは前埌するが、2011幎の拙過去蚘事 に觊れた぀いでに先に曞いおしたうず、少し埌の「銙積仏品」では、シャヌリプトラは今床は「昌食の時間が過ぎおしたったが、食事はどうするのか」ず心配しおいるのを、たたしおも維摩詰に芋抜かれおしたう『梵文和蚳 維摩経』P167。そしお今床はこの嚑婆仏囜土の䞊方四十二恒河沙数の仏囜土を越えたずころにある、ガンドヌッタマクヌタ最䞊銙積劂来しろしめすサルノァガンダスガンダ䞀切銙劙銙ずいう䞖界から「銙り高き食事」を取り寄せるのである。

この䞀切銙劙銙䞖界ずいう仏囜土は、蚀葉ではなく匂いでコミュニケヌションをずるずいう、これもたた面癜そうなずころではあるが、興味を持たれた方には原兞を参照しおもらうずしお、『阿匥陀経』「六方段」の䞊方䞖界には「銙䞊仏」ずいう仏名が出おくる。この梵文和蚳が「ガンドゥヌツタマ最䞊の銙りある者ず名づける劂来」岩波文庫『浄土䞉郚経〈䞋〉』P131ずなっおいるのである。

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Wikisource に『阿匥陀経』の原文ず珟代語蚳があるので、「六方段」の個所だけ匕甚させおいただきたす。今埌も参照する予定があるし、それに今ちょうどお盆だし䜙蚈なこずを蚀わない自分

癜文

舍利北 劂我今者 讚歎阿圌陀䜛 䞍可思議功執 東方亊有 阿閊鞞䜛 須圌盞䜛 倧須圌䜛 須圌光䜛 劙音䜛 劂是等 恒河沙敞諞䜛 各斌其國 出廣長舌盞 埧芆䞉千倧千䞖界 說誠寊蚀 汝等衆生 當信是皱讚 䞍可思議功執 䞀切諞䜛 所護念經
舍利北 南方䞖界 有日月燈䜛 名聞光䜛 倧焰肩䜛 須圌燈䜛 無量粟進䜛 劂是等 恒河沙敞諞䜛 各斌其國 出廣長舌盞 埧芆䞉千倧千䞖界 說誠寊蚀 汝等衆生 當信是皱讚 䞍可思議功執 䞀切諞䜛 所護念經
舍利北 西方䞖界 有無量壜䜛 無量盞䜛 無量幢䜛 倧光䜛 倧明䜛 寶盞䜛 淚光䜛 劂是等 恒河沙敞諞䜛 各斌其國 出廣長舌盞 埧芆䞉千倧千䞖界 說誠寊蚀 汝等衆生 當信是皱讚 䞍可思議功執 䞀切諞䜛 所護念經
舍利北 北方䞖界 有焰肩䜛 最勝音䜛 難沮䜛 日生䜛 網明䜛 劂是等恒河沙敞諞䜛 各斌其國 出廣長舌盞 埧芆䞉千倧千䞖界 說誠寊蚀 汝等衆生 當信是皱讚 䞍可思議功執 䞀切諞䜛 所護念經
舍利北 䞋方䞖界 有垫子䜛 名聞䜛 名光䜛 達摩䜛 法幢䜛 持法䜛 劂是等 恒河沙敞諞䜛 各斌其國 出廣長舌盞 埧芆䞉千倧千䞖界 說誠寊蚀 汝等衆生 當信是皱讚 䞍可思議功執 䞀切諞䜛 所護念經
舍利北 䞊方䞖界 有梵音䜛 宿王䜛 銙䞊䜛 銙光䜛 倧焰肩䜛 雜色寶華嚎身䜛 嚑矅暹王䜛 寶華執䜛 芋䞀切矩䜛 劂須圌山䜛 劂是等 恒河沙敞諞䜛 各斌其國 出廣長舌盞 埧芆䞉千倧千䞖界 說誠寊蚀 汝等衆生 當信是皱讚 䞍可思議功執 䞀切諞䜛 所護念經

珟代語蚳

シャヌリプトラよ。私が、いた、阿匥陀仏の䞍可思議の功埳を称賛するように、東方にもたた、アクショヌビア䞍動なる者ず名づける劂来、メヌル・ドノァゞャスメヌルの幢幡を持぀者ず名づける劂来、マハヌ・メヌル倧いなる須称山ず名づける劂来、メヌル・プラバヌサ須称山の茝きがある者ず名づける劂来、マンゞュ・ドノァゞャ劙なる幢幡を持぀者ず名づける劂来などの恒河ガンゞス川の砂の数ほどの諞仏がおり、おのおの、その囜においお、 広長の舌盞舌が錻を芆えば、説く蚀葉に虚蚀が無いず信じられおいたを出し、あたねく䞉千倧千䞖界を芆っお、この誠実の蚀を説きなさる、『汝ら民衆よ。たさに、この、阿匥陀仏の䞍可思議の功埳を称賛する、䞀切の諞仏に念じ護られおいるず名づける経を信ずるべきだ』ず。
シャヌリプトラよ。南方䞖界に、ダショヌ・プラバほたれの光ある者ず名づける劂来、マハヌ・ルチ・スカンダ倧いなる炎のかたたりを持぀者ず名づける劂来、メヌル・プラディヌパ須称山のように灯明ある者ず名づける劂来、アナンダ・ノィヌリダ限りなく粟進をなす者ず名づける劂来などの恒河ガンゞス川の砂の数ほどの諞仏がおり、おのおの、その囜においお、広長の舌盞を出し、あたねく䞉千倧千䞖界を芆っお、この誠実の蚀を説きなさる、『汝ら民衆よ。たさに、この、阿匥陀仏の䞍可思議の功埳を称賛する、䞀切の諞仏に念じ護られおいるず名づける経を信ずるべきだ』ず。
シャヌリプトラよ。西方䞖界に、アミタヌナス無量寿ず名づける劂来、アミタ・スカンダ無量のかたたりを持぀者ず名づける劂来、アミタ・ドノァゞャ無量なる幢幡を持぀者ず名づける劂来、マハヌ・プラバ倧いなる光茝ある者ず名づける劂来、マハヌ・ラトナ・ケヌトゥ倧いなる宝の幢を持぀者ず名づける劂来、シュッダ・ラシュミ・プラバ枅らかなる光線のある者ず名づける劂来などの恒河ガンゞス川の砂の数ほどの諞仏がおり、おのおの、その囜においお、広長の舌盞を出し、あたねく䞉千倧千䞖界を芆っお、この誠実の蚀を説きなさる、『汝ら民衆よ。たさに、この、阿匥陀仏の䞍可思議の功埳を称賛する、䞀切の諞仏に念じ護られおいるず名づける経を信ずるべきだ』ず。
シャヌリプトラよ。北方䞖界に、マハヌ・ルチ・スカンダ倧いなる炎のかたたりを持぀者ず名づける劂来、ノァむシノァヌナラ・ニルゎヌシャその音があたねく鳎響いおいる者ず名づける劂来、ドゥンドゥビ・スノァラ・ニルゎヌシャその音声が倪錓の響きごずき者ず名づける劂来、ドゥシプラダルシャ襲いがたき者ず名づける劂来、アヌディティア・サンバノァ倪陜から生たれた者ず名づける劂来、ゞャヌリニヌ・プラバ網のようにひろく芆う光明ある者ず名づける劂来、プラバヌカラ光を攟぀もの、倪陜ず名づける劂来などの恒河ガンゞス川の砂の数ほどの諞仏がおり、おのおの、その囜においお、広長の舌盞を出し、あたねく䞉千倧千䞖界を芆っお、この誠実の蚀を説きなさる、『汝ら民衆よ。たさに、この、阿匥陀仏の䞍可思議の功埳を称賛する、䞀切の諞仏に念じ護られおいるず名づける経を信ずるべきだ』ず。
シャヌリプトラよ。䞋方䞖界に、シンハ獅子ず名づける劂来、ダシャス名声ず名づける劂来、ダシャハ・プラバヌサ名声ずいう光茝ある者ず名づける劂来、ダルマ法ず名づける劂来、ダルマ・ダラ法を保぀者ず名づける劂来、ダルマ・ドノァゞャ法の幢幡を持぀者ず名づける劂来などの恒河ガンゞス川の砂の数ほどの諞仏がおり、おのおの、その囜においお、広長の舌盞を出し、あたねく䞉千倧千䞖界を芆っお、この誠実の蚀を説きなさる、『汝ら民衆よ。たさに、この、阿匥陀仏の䞍可思議の功埳を称賛する、䞀切の諞仏に念じ護られおいるず名づける経を信ずるべきだ』ず。
シャヌリプトラよ。䞊方䞖界に、ブラフマ・ゎヌシャ梵倩の音声ある者ず名づける劂来、ナクシャトラ・ラヌゞャ星たちの王ず名づける劂来、むンドラ・ケヌトゥ・ドノァゞャ・ラヌゞャ垝釈倩の幢幡の王ず名づける劂来、ガンドヌッタマ最䞊の銙りある者ず名づける劂来、ガンダ・プラバヌサ銙りの光茝ある者ず名づける劂来、マハヌ・ルチ・スカンダ倧いなる炎のかたたりを持぀者ず名づける劂来、ラトナ・クスマ・サンプシピタ・ガヌトラ身䜓が宝の花で食られた者ず名づける劂来、サヌレヌンドラ・ラヌゞャ暹王サヌラの王ず名づける劂来、ラトノヌトパラ・シリヌ宝の蓮華のように矎麗なず名づける劂来、サルノァヌルタ・ダルシャ䞀切の意矩を芋る者ず名づける劂来、スメヌル・カルパ須称山のごずき者ず名づける劂来などの恒河ガンゞス川の砂の数ほどの諞仏がおり、おのおの、その囜においお、広長の舌盞を出し、あたねく䞉千倧千䞖界を芆っお、この誠実の蚀を説きなさる、『汝ら民衆よ。たさに、この、阿匥陀仏の䞍可思議の功埳を称賛する、䞀切の諞仏に念じ護られおいるず名づける経を信ずるべきだ』ず。

仏説阿匥陀経 - Wikisource

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前回の蚘事に曞いた、『維摩経』に難勝劂来の名前が二床目に出おくる箇所ずいうのを、春秋瀟版から匕甚する。「芳衆生品」ずいう章の䞭で、維摩詰邞に䜏たう倩女が、舎利北シャヌリプトラに察しお、この家には八぀の未曟有にしお皀有のこずが芋られるず説明するくだりの䞃番目である。参考のため䞀番目の抂略も玹介するず、昌も倜も黄金色に茝いおいるので電気代が芁らないずいうこずだ。

この家にはシャヌクダムニ釈迊牟尌〔しゃかむに〕劂来、アミタヌバ阿匥陀〔あみだ〕、アクショヌブダ阿閊〔あしゅく〕、ラトナシュリヌ宝埳〔ほうずく〕、ラトナアルチ宝焔〔ほうえん〕、ラトナチャンドラ宝月〔ほうげ぀〕、ラトナノュヌハ宝荘厳、ドゥフプラサハ難勝、サルノァヌルタシッダ䞀切矩成就〔いっさいぎじょうじゅ〕、プラブヌタラトナ生宝〔しょうほう〕、シンハナヌダナヌディ獅子同響〔ししくきょう〕、シンハゎヌシャ獅子音〔ししおん〕劂来、このような方々を銖座ずする十方における無量の劂来たちが、この貎いお方が心に思うだけでやっお参りたす。そしお、やっお来お、〈劂来秘密〉ずいう名の法門に入るこずを瀺しお、出お行かれたす。これが第䞃の皀有にしお未曟有のこずです。 

『梵文和蚳 維摩経』P136、蚳蚻あるも省略、倪字匷調は匕甚者

あずで蚀及する予定のある仏名を、倪字匷調で瀺した。匕甚郚の最埌の方の「貎いお方」ずいうのは、維摩詰のこずである。

難勝劂来ず党く同じ名前は『阿匥陀経』「六方段」には芋圓たらないが、北方䞖界におわす難沮䜛〔なんそぶ぀〕に近い語矩を感じる。『『浄土䞉郚経〈䞋〉』の梵文和蚳P129によるず、サンスクリット名は「ドゥシプラダルシャ襲い難き者」だそうだ。

「打ち勝ち難き仏」ず「襲い難き仏」、同じず蚀えるだろうか 䌌おいるずは蚀えるだろうか 埮劙かも知れない。

ただこの『維摩経』「芳衆生品」からの匕甚郚には、他にも倧倉興味深い仏名が含たれおいる。

だが今回は Wikisource からやや長い匕甚を行ったりしたため、すでに文字数が匊ブログの平均的な蚘事の2倍以䞊になっおしたったので、すみたせんがたたここで䞀旊䞭断しお「その」ずし、続きは次蚘事ずさせおいただきたす。

この項続きたす。

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