極めてローカルなネタです。
以前、5年ごとの運転免許更新に行ったら、5年前にはなかった道路ができていて驚いたこを書いた。
名古屋市の特に東南部の丘陵地帯では、幹線道が市外に出る直前で途切れているケースが実に多い。だから市外から名古屋市に侵入するには、「何これ？」と思うような細い道や曲がりくねった道を使うことが多かった。
それが少しずつ解消されているということだろうか？ 市内の道路の整備が一巡し、ようやく郊外に目配りできる余裕ができたということだろうか？ 知らんけど。
今回は、５年どころじゃなかった。半年くらいぶりに、豊明市の北東部から名古屋に出る用事ができた。去年の9月以来じゃなかったかな？ 私は豊明市と言っても南西部の方に住んでいて、そのへんには国道一号線や23号線＆伊勢湾岸自動車道があるので、そんなに使う経路ではないのだ。
一号線や23号線を使うときはいいけど、市の北東部から名古屋市に入るのは大変だ。とにかく道がないのだ。
仮に、下の地図で、右下の愛知県立豊明高の下の236という表記のあたりから、左上のヒルズウォーク徳重ガーデンズというところに行きたいとする。そうしたら、県道220号線というのを通って、鳴海カントリークラブというところの横の、マップではわからないが峠のような道を抜けるか…
県道236号線というのを通って、地図に表記はないが白土というところ経由で大回りするしかなかった。地元民以外関係ないですよねすいません。
県道236号線から県道56号線というところに抜けられればいいのだが、56号線は行きどまりになっていたのだ。突き当りは「みどりが丘公園」というところで、公園と言いながら大部分は墓地である。
県道236号線から県道56号線に、どうやっても抜けられないことを知った時には「くっそー」と腹立ったが、とっくにあきらめていた。
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それが先日、と言ってもつい2、3日前だが、車で236号線を走っていたら、こんな道路案内を見つけて、思わず「おおっ！？」と声を上げてしまった。
同僚が同乗者していたが、やはり「えーっ？」と驚いていた。
ダメモトで曲がってみた。道が新しい。
結論を先に言うと、見事に名古屋市の徳重に出られた！
写真は翌日、スクーターで再訪して撮ったものである。撮影時にはスクーターをできるだけ路肩に寄せて停め、安全に十分配慮しています。
反対側を振り返って撮ってみた。丁字路になっている。
最初に車で通りがかった時には、この道路の存在は、ナビに表示されなかった。
上の2枚の写真を撮った時に、スマホのグーグルマップをキャプチャしたところ。現在位置が青い丸で表示されている。グーグルマップにも、まだ反映されていないのだ。
もう少し走ってみた。名古屋市との市境のあたり。
振り返ると、歩道がまだ途切れている。四枚上の写真に「注意 名古屋方面には北側歩道をご利用ください」という看板が立っていたのは、このためだったのだろう。道路は未完成だが車道部のみ先行供用してるってことだろうか？
ここでもグーグルマップをキャプチャしてみた。
青丸の上側（北側）に、市境を示す点線がうっすら見える。
青丸の下側の巨大な青いものは、勅使池という豊明市最大の農業用溜池であるが、道からは池面は見えなかった。
もうちょっとスクーターを走らせたところ。バス停である。このあたりはもう、昔から道のあったところのはずだ。
バス停の時刻表。すでにバスの延伸運行は始まっているらしい。
グーグルマップでは、このあたりだったと思う。
バス停のそばに愛知用水がある。上のキャプチャにも、青い線のように見えている。
進行方向を見ると、名古屋市街が望める。
ちょっと走れば、街中っぽくなってきた。
左手に見えるのはアピタという、愛知では知られたショッピングセンターである。
さらに少し走ると、ヒルズウォーク徳重ガーデンズという複合施設がある。地下鉄駅、バスターミナル、ショッピングモール、役所の出張所を集めたところだ。個人的には、ここが目的地になることがほとんどである。
県道56号線を引き返してみた。このあたりが、みどりが丘公園の入り口、つまり昔のドン突きじゃなかったかな？
行きどまりを示す看板が残っていた。
もう少し走ると、古い道と新しい道の境界線らしきものがあった。
近づいて撮ってみた。
県道236号線との丁字路まで戻った。
突き当たりの信号隣の電柱に、こんな看板が立て掛けられていた。正式な供用開始は５月末と、まだ少し先なのだ。
看板のそばには、風化した石仏が、これまた風化したコンクリートのお堂の中に入っていた。
交通安全を祈念して合掌礼拝した。
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