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「人類に生体認証は早すぎたんだ」(その1:銀行ATMの手のひら静脈認証編)

ブログタイトルの主語が大きいのはネタですからね。身の回りで生体認証に嫌われることが2件ほど連続しただけです。断っておかないと、ごちゃごちゃ言う奴がいるから。

メインバンクとして、某メガバンクを使っている。最初に口座を開いた時は、地元に本店のある地銀みたいな一応都銀だったが、何度かの合併再編を経てそうなった。いらんことだが今にして考えると、あっこいつもイメージカラーが赤系統だな。何の役にも立たない気づきだけど。

何年か前から、そこのATMに必ず手のひら静脈認証機がつくようになった。他人事だと思っていたが、何かの折に、生体情報を登録するとATMによる引き出しや資金移動の上限額が二倍になることを知った。年に一、二度、百万円をちょっと超すくらいの資金移動をする機会があるので、資金移動の上限額が百万から二百万になると、窓口を使わなくて済むから便利そうだと思った。

言っときますが、個人で百万というと大金だけど、ビジネスだとごく小規模な企業でもちょくちょく動かさざるを得ない額ですからね。

それで、1年ほど前に生体情報登録をやった。銀行のことで、A4一枚とは言え申請書を書いて、何重にも本人確認をした上で、小さな装置で静脈を読み取った。手数料こそ無料だったが、半日近い時間がかかったんじゃなかったかな。半日は大げさにせよ、1時間では終わらなかったぞ。

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登録してすぐに、失敗だと思うようになった。

なんでかというと、ATMを使うのに際して、何をするにも暗証番号だけじゃなく手のひら認証まで求められるようになったからだ。

しかも生体認証が、よく失敗するのだ。一度か二度は、必ず「もう一度手をかざしてください」と再認証を求められる。

最近では、季節が変わって寒くなった関係があるのかないのか、何度やってもダメということが起きるようになった。

私の行動範囲だと、最寄りの駅前支店だとまだマシだが、市役所の前やショッピングセンターの店内に設置してあるATMがほんとうにダメだ。5~6回やっても認証が通らないということがザラだ。

暗証番号間違いは上限を超えるとキャッシュカードがATMに食われてしまうが、生体認証ではそういうことが起きなかっただけマシと言える。

1週間ほど前、所用で駅前支店に行ったとき、ちょうどキャッシュカードだけでなく通帳も持っていたのと、比較的時間に余裕があったことにより、窓口で相談してみる気になった。

最初、通常の窓口の番号札を取ったが、順番待ちをしてようやく応対してもらったとき、事情を説明しても「そんなことがあるのですか」みたいな反応だった。多分詳しい人に担当を変わってもらうため、別の窓口の番号札を取るように言われ、さらに待たされた。

応対してくれた行員さん「まず現象を確認させてもらっていいですか」と言って、窓口にあった手のひら認証機を取り出す。

私「こういうときに限って現象再現しないんですよね」と言いながら手をかざす。

行員さん「あっ、確かにエラーになりました」喜んでいいのか悪いのか。

行員さんによると、生体情報を再登録することも、登録解除することもできるそうだ。どちらにするかと問われたので、どちらも可能なら、まず再登録して、ダメなら解除でお願いしますと頼んでみた。

再登録も解除も、カードと通帳と身分証明書と、それから印鑑がいるとのことだった。身分証明書は運転免許証でいいとして、印鑑は持ってきてなかった! その旨伝えると「一度でも認証が通れば印鑑は省略できます」とのことだった。

ふたたび認証機に手をかざす。幸い何度か目にパスしてくれたため、その場で再登録を受け付けてくれることになった。

印鑑を持って出直すとなると、どうせまた順番を待たされるだろうからラッキーとは言え、一方で認証システムどっかヘンだという疑念もぬぐえない。どこがヘンなのかと問われると、なかなか説明しにくいが。

一枚くらい写真を貼るか。下に示すのが、そのとき書いた「キャッシュカード身体認証登録・削除申込書」なるものの控えである。クシャクシャで失礼。あと、どこの銀行かバレてしまっている。「メガ」「赤」の時点でバレバレとは言え。

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その後、登録のために三たび手のひら情報を読み取って、ようやく手続き完了。今回もけっこうな時間がかかってしまった。

念のため、帰り際に店頭のATMで残高照会してみた。手のひら認証は一発でパスした。当然とはいえ一安心。

これでしばらく様子見で、季節が変わってまた嫌われるようであれば、今度こそ削除依頼だな。窓口で資金移動した方が、よっぽど早い!