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晴れ|遅い初詣@万松寺&@大須観音

もう何年も初詣は松が取れるか取れないかの遅い時期に出かけることにしている。自営業やってた頃に、世間が正月休みのうちに税務関係の書類をまとめて税務署が開くと同時に提出し、その帰りに参詣していた習慣が残っているのだ。ここんとこ元旦は郵便局の年賀状のアルバイトをやっているという事情もある。

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大須観音は名鉄→地下鉄を利用すると近いので、午後になってから出かけた。地下鉄矢場町駅で降りる。

駅からすぐそばに、若宮大通というやたらと広い道がある。中央分離帯が公園みたいになっている。そこに、歩道橋みたいなものが架かっているのだが、ご覧の通り通れない。歩道橋でもない。階段は上りも下りも中央分離帯の中にあるので、これを使っても通りを横切ることができない。

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 何のためにこんなものがあるかというと、中央分離帯の公園もどきの中に池のような水路があって、それをまたぐためのものらしい。ただし池つか水路には、ずいぶんと前から水が張られた様子がない。この写真の下の方に写ってるかな?

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「なんだか税金の無駄遣いだな」という印象を抱いたので、写真を撮ってしまった。人通りの多いところなので、一ぺんや二へんは地方議会で取り上げられたことがあるかも知れないが、知らない。

このすぐそばに、名古屋名物赤味噌の味噌カツで知られた「矢場とん」の本店がある。

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行列ができていなかったので入ってみた。

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正月なんで、ちょっと贅沢に「鉄板とんかつ定食」1,600円(税別)。

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最初から赤味噌のソースがかかっている。ご飯のおかわりは自由。鉄板で焦げたキャベツが美味しい。

 大須に来たときは、いつも大須観音だけじゃなく万松寺というお寺も参詣する。順路的には万松寺が近いので、そちらに向かう。

この界隈、アニメ絵看板の店が、また増えたような…

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ネットスラングでいわゆる「肌色」。

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ガルパンにエヴァか。

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昔はこのあたりは、名古屋市内では電器街として知られていたところだったのだ。ところが昔ながらのパーツショップとかは、残ってないことはないけど、どんどん片隅に追いやられ、幅をきかせているのがこの手の…規模は比較にならないが、秋葉原を想起せざるをえない。電器街がオタクショップに取って代わられるというのは、普遍的な状況なんだろうか? 電器街と言えば大阪にも日本橋〔にっぽんばし〕があったはずだが、あそこはどうなっているんだろう? なぜかあそこには一度も行ったことがないのだ(ちょっとぐぐったら「でんでんタウン」「オタロード」という単語が…)。

言っとくが、こういう看板が林立するのは、ごく限られた一区画である。そこからちょっと外れると、きれいになくなってしまう。棲み分けというやつであろう。これも社会学的に興味深い現象である…って私は社会学者じゃねーよ。

余計な話が長くなりました。話を戻して、万松寺に到着。工事をやっていた。

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案内板が出ていたので、それに従って、脇道から本堂へ。

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織田家ゆかりの名刹ってことなんだけど、昔から伝統とか無頓着そうに本堂をビルに建て替えたりするところではある。繁華街のど真ん中ってことで、致し方のないことなんだろうけど。

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意味もなく工事現場も撮ってみる。上の写真の反対側。

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仮設の縁起物ショップ。案内板の通りを隔てた反対側でやっていた。

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いつも、この界隈に来ると、甘栗を買って帰る。名古屋で甘栗と言えば、この今井総本家なのだ(多分)。

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一番小さいやつを買って帰ろうと思ったら、以前の800円がなくなっていて、1,000円からになっていた。昔は500円のが一番安かったけど、それがなくなったのはそんなに前のことじゃなかったはずなんだけどな(値段はいずれも税別)。

万松寺から大須観音にかけてのアーケード街。

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まだちょっとお正月気分が残っているかな、ってことで何枚か撮ってみたうちの一部。

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道すがらに神社があった。気づかなかった! 富士浅間神社だそうだ。最近、神社の系列にも興味を持ち始めたので、反応してしまった。

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またしてもいらんことだけど「伊勢屋稲荷に犬の糞」といういささか品のない言葉があって、江戸で一番多かったのは稲荷系神社だったみたいだが(本当のところはどうか知らない)、東海地方に限っていうと、神明社と言って伊勢神宮系の神社がダントツに多いのだ。仏教の宗派のように、地方による差異を調べてみると面白いかもしれない。

大須観音着。

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本堂を正面より。

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本堂内部は、いつもの通り撮影は遠慮しました。お正月だからか、お前立ちの仏像が拝観できた。お前立ちというのは秘仏である本尊の代わりに、逗子の前に飾る仏像のことである。本尊の開帳もごくたまーにあるんだそうで、今検索したら2012年に「28年ぶりの御開帳」があったと出てきた。

仏像が見たいのであれば、寝殿造りみたいになった本堂左翼の建物(西対〔にしのたい〕って言うんだっけ?)に「十二支守り本尊」というのが飾られていて、こちらはいくらでも間近から拝観することができる。ただし間近で見えすぎて、あんまりありがたみを感じられない。

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右翼側の建物は、何かに使われている様子はない。なんでだろ?

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江戸期に富永仲基という在野、夭折の天才学者がいて、大乗非仏説論とか加上説とかすごい理論を独力で展開したとてつもない人なんだが、この人に「仏教などインド思想の悪癖はSF、儒教など中国思想の悪癖は誇大傾向、そして日本思想の悪癖は隠蔽体質」という意味の言葉があったはずだ。オリジナルの表現を知りたいとぐぐっているのだが、調べ切れていない。隠蔽体質というのは、現代日本の官公庁や企業にも通底するようで興味深いのだが、寺社の本尊に限って言えば、開帳するよりも秘仏のほうが参詣者がありがたみを感じるだろうとの計算があるのかも知れない。

でも、確か西国三十二番札所の観音正寺だったと思うけど、平成に入ってから本堂が火災で焼失し、その際に秘仏の本尊も焼けてしまうという事件があったはずだ。誰の目にも触れないまま消失してしまう本尊って何の意味があるんだろうと、疑問を感じないではいられないぞ。

昨年末の京都に行ったときのエントリーで述べたことの繰り返しになるけど、私は聖地というのはどこでも中身は空虚なものだと思っている。今回の場合で言えば、空疎な中心の周辺をうろうろすることにこそ価値があると感じるのだ。

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